医療機器メーカーである意味と意義

アメリカの経営学者マイケル・ポーターも言っていますが、21世紀型の企業に必要なのは「CSV(=Creating Shared Value:共有価値の創造)」です。私たちが自社製品を世に広めていくことは、医療従事者の安全、感染管理、あるいは患者様のQOL向上に繋がり、その結果ビジネスとしても成立しているという意味において、CSVの成功事例だと言えます。

何より、人の役に立てるというのはシンプルにやりがいがあるじゃないですか。決して派手な仕事ではないですが、ドクターと議論を重ね、プロトタイプを何回も何十回も、場合によっては何百回も作り直し、そうやって自分が開発に携わった製品が世の中の多くの人を救うことに繋がるかもしれない。これは大きな醍醐味ですね。

目指すのは「医療現場の最良・最強のパートナー」

医療技術は日進月歩で進化し続けていますが、それを支えているのは「医療機器」です。もちろんドクターの知識や技術、経験も重要です。でも、ほとんどの医療は道具(機器)なしには成立し得ない。だからこそ私たちは「医療現場の最良・最強のパートナー」として、世界の医療の未来に貢献していきたいと思っています。

嬉しいのは、全社員がその想いを共有できているということですね。採用動画のインタビューなどを見ても、一切シナリオはないのに皆が「まだ世の中にないものを作って、世に広め、人の役に立ちたい」と、同じことを言っている。創業から45年以上築いてきた想いがしっかりと浸透し、染み付いていることを誇りに思います。

実現したい「3つのライフ」

現在私たちは、医科学的な意味での「ライフ」に関わっている訳ですが、この事業領域を更に広げ、ゆくゆくは全ての人の「人生」や「生活」に関わる企業へと進化していきたいと考えています。今は「カテーテルの企業」である私たちが、10年後、20年後には事業領域を拡大し、より広い分野で価値創造・価値貢献をする会社になっていてもおかしくありません。いえ、むしろそうしていきたいよね、という話を社内でよくしています。

ですから、これから新たに仲間になってくれる人たちには、そういう長期視点で当社のことを見てもらいたいですし、そうした進化の原動力になりたいという意思・意欲を求めたいですね。

現状を疑い、チャレンジし続ける

これまでもこれからも大切にしたいのは、常に「現状はこれでいいのか?」と自問し、失敗を恐れずに前を向いてチャレンジし続けるということです。「出来るか出来ないか」ではなく「やるかやらないか」。やると選択して初めて結果として、出来る・出来ないがある。意外と「出来なさそうだからやめておこう」という発想の人は多いですが、それは絶対にダメです。そもそもスタートラインにすら立っていない訳ですから。失敗は成功のためのデータです。成功するまで諦めなければ、失敗に終わることはないでしょう。

当社がそこまでチャレンジを推奨できるのは、強固な経営基盤があるからです。現在も複数のトップシェア製品があり、その伸び率は投資家の皆様も「まだ売れるんですか?」と驚くほどです。キャッシュや資産も、仮に10年赤字が続いたとしても全社員に給与を支払い続けられる程度はあります。幸い順調に成長はしていますが、その現状に甘んじることなく私自身も日々「これでいいのか?」と自問し続けています。

何よりも社員を大切にしていきたい

当社のようなステージの会社にとって、1人の人材が持つ重要性というのは非常に大きいです。現在200名前後の規模ですが、そこに1人やる気の満ちた方が入ってくると伝播も早い。数千名、数万名の会社にとっての1人とは意味合いが大きく異なります。

だからこそ採用にはとても力を入れていますし、仲間になってくれた社員のことは本当に大切にしています。創業以来45年間一度もリストラをしていないというのも、その証拠です。これからも私が先頭に立って、社員が仕事をしやすい環境を作る。モチベーションUPに繋がる制度や取り組みを考える。教育・研修制度を充実させていく。給与・待遇もより良くしていく。そうお約束しますので、まずは興味を持っていただき、ご縁があれば一緒に頑張ってまいりましょう。

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